2024.08.10
村上信五「村上学縁 Class4(講師:長内 厚)」事前課題の発表
Class4の講義に向け、半導体にまつわる設問と、視聴前におさえておきたい用語を準備しました。
事前課題を確認し、「村上学縁 Class4(講師:長内 厚)」に備えましょう。
村上さんが、私財をなげうってスマートフォンを開発販売することにしました。
新しいスマホ「村上フォン15」には、開発費5000万円、工場建設費用5000万円の他に、1台当たりの材料費3万円と1台当たりの生産の費用2万円がかかります。
村上フォン15の販売価格が20万円として、500万台売れた場合の利益と、800万台売れた場合の利益を考えてください。
※ヒント※
1台当たりのコストを考えてみましょう!
1台当たりのコスト=固定費/生産台数+変動費
答えは、配信の中で発表します
1.半導体
電気を流す導体と流さない絶縁体の中間的な性質を持つ物質。この特徴を活かして、電気が流れる流れないを制御して、データを記憶したり、計算したりする電子部品をつくることができ、前者をメモリ半導体、後者をロジック半導体といいます。
2.ファブレス&ファウンドリー
ロジック半導体を開発する専門の会社(ファブレス)と、製造に特化した会社(ファウンドリー)が分業をしてロジック半導体をつくるのが最近のトレンドとなっています。AI向けの半導体を開発するNVIDIAなどがファブレス企業で、台湾のTSMCなどがファウンドリーの代表企業になります。韓国サムスン電子などが得意なメモリ半導体は、開発と製造を1社で垂直統合的に行うIDMという形態が一般的です。
3.固定費と変動費
生産を行う費用(コスト)の内、開発にかかる費用や工場の設備など生産数量にかかわらず一律で発生するコストを固定費と呼びます。一方、材料費など生産数量に応じて増減する費用のことを変動費と呼びます。
4.規模の経済性
コストの内、固定費は生産数量が増えれば増えるほど1生産量当たりの金額が小さくなります。つまり同じものを生産するにしても数が大きくなる方がより利益率が高くなるということです。これを規模の経済性と呼びます。規模の経済性は、コストの内訳が固定費の割合が大きいほど高くなります。
視聴チケットのお申し込み、講義の詳細は下記のページをご覧ください。
https://online.familyclub.jp/s/jno/page/murakamigakuen