お知らせ

2024.06.05

村上信五「村上学縁 Class2(講師:相良奈美香)」事前課題の発表

Class2の講義に向け、行動経済学にまつわる設問と、視聴前におさえておきたい3つの用語を準備しました。
事前課題を確認し、「村上学縁 Class2(講師:相良奈美香)」に備えましょう。

【設問】

水蓮の葉は毎日2倍の大きさに増えます。池が完全に水蓮の葉で覆われるのに48日かかるとしたら、池の半分が覆われるのには何日かかりますか?

答えは、配信の中で発表します


【おさえておきたい用語】

1.「システム1」「システム2」
人間には2つの異なる思考のプロセス「システム1」と「システム2」が存在しており、両者は互いに独立しながら、同時に稼働している。

システム1とは、その2つの思考プロセスのうち、直感的かつ自動的に働く「速い思考」のこと。
一方で、システム2とは、その2つの思考プロセスのうち、意識的に努力しないと働いてくれない、熟慮的な「遅い思考」を指す。


2.「バイアス」
人々が判断や意思決定をする際に、感情や先入観、個人的な経験や信念などに影響を受けること。システム1の思考プロセスにより、起こることが多い。

<例>
・「夜中に甘いものを食べると太りやすい」と分かっているのに、ついつい食べてしまう(現在志向バイアス)
・あまり効果がないと分かっている商品でも、「お金を払ったのだから使い続けなければ損だ」と感じてしまう(サンクコストバイアス)
・「血液型がA型の人は几帳面」と思い込んでいる場合、几帳面な人がA型だと知ると「やはりそうか」と思う(確証バイアス)

これらはすべて「バイアス」(≒認識の歪み、偏り)によるものである。


3.「アフェクト」(プチ喜怒哀楽)
喜怒哀楽といった「はっきりとした感情」と区別して、人の心に浮かぶ「淡い感情」のこと。

<例>
・「ハンバーガーが好き」な人がハンバーガーを目の前にしたら「おっ」とちょっと気分が上がる
・タバコが苦手な人が「タバコ」と聞いただけで、ちょっと嫌な感じがする

ほんの一瞬よぎる「微妙な感情」を「アフェクト」と言う。

視聴チケットのお申し込み、講義の詳細は下記のページをご覧ください。
https://online.familyclub.jp/s/jno/page/murakamigakuen